梨花の保育と教育

子ども達が主体の保育・教育を梨花幼稚園では実現しています。

梨花幼稚園の園児たち1

梨花が育てたいキモチ

1.積極的なキモチ ~自分で考え行動できる人に~

幼稚園での集団生活には、協調性がとても大事です。

それと共に、自分の思いや気持ちを伝える事も大変必要な事と考えます。

言葉や行動・表現等で、自己を主張できる方法が学べる日常保育や行事を行っていきます。遊びや製作そして行事等を経験することにより人と繋がり・関わる事の温かさを育みます。

梨花幼稚園の園児たち2
劇発表会は全員が主役。
子どもの積極性が舞台を創ります。

梨花幼稚園の園児たち3

まるで毎日が運動会。
「次こそは」で心と体が強くなる。

2.思いやるキモチ ~やさしさと感謝。思いやりのある人に~

「思いやり」の気持ちはとても大切です。
幼稚園の遊具数は、子どもの人数分あるわけではありません。
当たり前のことですが、みんなで共有して使用します。
自分だけでなく、「お友達にも貸してあげる」気持ち。
そんな気持ちと共に、「人の為に何かをする」優しさと「感謝の気持ち」を感じられるような、豊かな心の成長を育みます。

3.命を尊ぶキモチ ~人間味あふれる豊かな感情を持つ人に~

食べ物の大切さ、育てていく大変さ。
一過性ではなく、「継続」してお世話をする事の大切さ。
「野菜や果物」を一緒に育てることにより、併せて食育も学びます。
土いじりをしながら、小さな生き物も一生懸命生きていることを学びます。
そして、収穫の喜びを味わいます。
また、自然と触れ合いながら、様々な経験や情緒を育みます。

子ども主体の保育とは?

“子どもの笑顔が輝き続けること“

梨花幼稚園の園児たち4

全ての活動が子ども中心であり、子どもが自ら進んで、意欲的に楽しむことができる。
その基準は「子ども達全員が楽しんでいるか?」で判断しています。

ですから、子どもの活動時間よりも待ち時間の方が長いなどという活動はあってはならないと考えます。
先生が上目線で教え込むような子どもがいつも受身の保育では、子どものやる気を引き出すどころか、自主性は育たないと考えます。子どもの力は無限です。

同時に、先生が答えを出してしまうのではなく、子ども達に答えを導いていけるような声がけがとても大切であると感じています。(疑問形)
子どもは、自分の意見が認められると、どんどん意見を発していくようになります。
また、周りの子も刺激を受け、意見を出し合うことに喜びさえ感じてまいります。
その反面、自分の意見が通らずに悲しい、つらい、と思う心の葛藤も生まれます。
この葛藤は心の栄養となります。
子ども同士の活動が中心であるからこそ、心の栄養も満タンになるのです。

指示されるのではなく、「これはどうしたらいいかな?」と、常に子ども達に結論を導かせてこそ、自分で考え、行動できる力につながっていると感じます。

梨花の造形活動

梨花幼稚園の造形活動

どの活動も基本は「子ども達全員が楽しんでいるか」で判断します。

 

絵は、子どもからのメッセージと考えます。
日常保育の中で、“絵手紙”を描く活動があります。これはB6用紙に、テーマを決め例えば年少初めての絵手紙のテーマは「お母さんは家で何をしているか先生に教えてね」と、大好きなお母さんをテーマにします。
この活動は、描き終わった子どもとゆっくり向き合い、絵を見ながら子どもとの会話を大切にする活動です。この活動を通して、子ども達は自分の思いを絵で表現することを楽しみ、さらに回数を重ねることで会話も膨らみ、自分の思いを相手に伝えようとする意欲が強くなります。

認められる事は確実に子どもの意欲につながってまいります。
この時期には、得手不得手はあるものの、活動自体意欲を持って楽しんで行うことを大切にしています。

いろいろな画材(クレパス・コンテ・墨・絵の具)や、道具を使うのも子ども達の意欲につながっています。
5月末には、家庭では味わえない絵の具遊びを、園庭いっぱいに敷き詰めたブルーシートの上で、刷毛やローラーを使い立体的な大きなダンボール塗りを全身で楽しみます。
赤・青・黄色・緑とバケツの絵の具を運びながら、偶然にできる色の発見やトンネルに入り込んでの活動は、子ども達が描画活動を楽しむ入口になっているように思います。

その後、絵の具のぬたくり遊びの延長上でクラスの壁面作りをします。年中、年長になるとクラス全員で話し合い、テーマが決定すると、グループごと制作担当を決め、意見を出し合いながら立体的なものを作り上げていきます。年長になるとほとんど子どもたちの意見で決定し、制作が進められていきます。壁面制作をみんなで作り上げることで、よりクラス意識も深まります。

描画は、のびのび表現できるように四つ切の画用紙を使用しています。ですから机の上ではなく画板を使用します。年少も絵の具が大好きです。基本的なお約束は初めに確認して、その後は迷いもなく描き進めていきます。そこで大事なことは、描き方を決して教え込まないということです。子どもたちは本当に個性に溢れた表現を見せてくれます。画用紙いっぱいに描く子もいれば、小さくたくさん描く子、テーマよりも画材の感触を楽しむ子など様々です。

「大きく描きなさい」「ここはこの色でしょ?」と指定してしまっては描きたい意欲が削がれ自信がなくなってしまいます。年少からの三年間を通して、年齢や時期、またその時の子どもたちの状態を見極めてテーマを定めています。お母さん・風船・しゃぼん玉といった身近なテーマから1枚1枚経験を重ねるにつれて自然と自分のイメージを表現する力が身に付いていくのです。子ども達の集中力とはすごいもので、年少・年中・年長になるにつれ少しずつ描きあげる時間も長くなっていきます。年長組になると2時間近く絵と向き合い描き続ける子もいるぐらいです。こだわりも出てきたり、納得がいくまで描き続ける姿も見られるようになります。

このように、上手に描けることよりも、より多くのことを伝えたい、との気持ちが育つことを1番に願っています。